エビデンスに基づく勉強法のまとめ

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拡散モードと集中モード

脳は、非常に注意深く集中した状態である「集中モード」と、リラックスした安静状態である「拡散モード」の2つの状態に適宜切り替えている。

勉強においては、集中モードだけではなく、2つのモードを行ったり来たりすることが必要になる。

数学や科学は特に2つのモードの切り替えが重要で、集中して考えているだけだと視野が狭くなり、解法が思いつかないこともある。

拡散モードに入る活動としては、運動や芸術活動、瞑想や睡眠などがある。

短時間であればゲームやネットサーフィン、おしゃべりや肩の凝らない読書などは、集中した後の自分への報酬となる。

作業記憶とチャンキング

人は作業記憶に一時的に情報を保持しながら、別の情報を処理できるが、その容量は4個ほどの情報のまとまり(チャンク)だと考えられている。

反復をすることで今まで別の情報としていたものが、1つのチャンクとして処理されるようになり、作業記憶に余裕が生まれる。

初めて車の運転をした時は、ハンドル操作やペダル操作、ギア操作などで頭がいっぱいだったものが、反復するうちにほとんど作業記憶を消費せずに処理できるようになるのと同じである。

形成されたチャンクは、学習の全体像におけるチャンクの位置づけやどんな時に利用できるかを把握することで、よりうまく活用することができる。

検索学習

学生に人気のある学習法は、繰り返し読むことやマーカーで線を引くことである。

これらの方法は記憶したと錯覚しやすいが、検索学習と比べ効果が低い。

検索学習は、学習した内容を覚えているか思い出してみるという学習方法である。

教科書を読むのであれば1ページ読むごとに顔を上げて、そのページの内容を思い出してみることや、単語カードの表にある英単語のスペルを見て、裏に書いた日本語の意味を思い出してみるといったことが、検索学習にあたる。

作業記憶から長期記憶への移行には反復が必要になる。

ただし、10回書いてみるといったような、連続で同じものを反復する方法は効率が悪い。

別種の勉強を挟み込みこと(インターリーブ)や間隔をあけて反復するのがよいとされている。

数学などでは参考書に同種の問題がまとめられており、解く前から利用する解法がわかってしまうという弊害があるため、適宜順番を入れ替えて問題を解くとよい。

Ankiのすすめ

間隔をあけて反復する際は、まず覚えたら10分後に思い出せるか確認し、覚えていたら次は翌日に思い出せるか確認し、その次は3日後に確認するといったように、徐々に間隔を伸ばしていくのが忘却曲線にしたがっており、最も時間効率がいい。

AnkiなどのSRS(Spaced Repetition System:間隔反復システム)アプリを使うことで、簡単に復習間隔を最適化した検索学習をすることができる。

覚えた順番から入れ替わったり、他の日に学習したことの復習と順番が混ざることで、インターリーブの効果も期待できる。

先延ばし防止

しなければいけないことがあると考えると、一時的に憂鬱な気分になり、それを解消したいと脳は考える。

スマートフォンでSNSやネットサーフィンをすることで、憂鬱な気分が晴れ、脳に報酬を与えてしまうので、先延ばしが習慣化してしまう。

一旦取り組み始めてしまえば、取り組む前の憂鬱な気分は晴れるため、いかに取り組みやすくするかが重要である。

ある課題を終えるという結果に着目するのではなく、これから20分間勉強するといった過程に着目するというのは、有効な方法である。

また、取り組みやすい短い時間に区切るのも有効で、タイマーで25分間設定して作業し、5分程度休憩することを繰り返すポモドーロ・テクニックは効果的な方法である。

この際、集中の邪魔になるスマートフォンなどは電源を切ったり、別の部屋に置くようにしたい。

信念が揺らいだ時には、脳内コントラスト法が有効である(モチベーションが上がらずに先延ばししてしまうのを防ぐ13のテクニック参照)。

記憶術

覚えたいものを視覚的なイメージに変換し、通勤経路などの見慣れた場所に順番に置いていくのをイメージするという、「記憶の宮殿」と呼ばれる方法は、古代ローマの時代から行われている記憶術である。

語呂合わせやメロディをつける、擬人化してストーリーにするといった方法も有効である。

試験本番

前日は一夜漬けをせずに十分な睡眠をとり、本番前に腹式呼吸をしてストレスに対処する。

開始後はすべての問題をザッと見て、難しい問題から取り組む。

ただし、詰まったらすぐにより簡単な問題に移る。

先に難しい問題に取り組むことで、簡単な問題を解きながらも無意識に難しい問題の解法を探すことになり、ヒントを見つけられる可能性が高まる。

参考文献

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