米国株式投資のバックテストに使える神ツール

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バックテストでよい成績の投資法が今後もその成績を収めるとは限らないが、わざわざ悪い成績の投資法を採用する必要はない。

英語圏には無料で使えるバックテストツールが充実している。

その中でも一押しのツールであるPortfolio Visualizerを紹介する。

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おすすめのバックテストツール

英語圏には無料で使える投資のバックテストツールが多数ある。

その中でもおすすめはPortfolio Visualizerである。

表記は英語だが、バックテストで重要なのは数字なので、項目名の単語だけ覚えてしまえば使うことができる。

Portfolio VisualizerはETFにも個別株にもアセットクラスにも対応している。

機能も非常に多く、私も使いこなし切れていない部分があるが、基本的な使い方を説明していく。

なお、バックテスト結果の画像は最新のデータではないので、最新の結果については各自で確認されたい。

バックテストツールの使い方

アセットアロケーションのバックテスト

アセットアロケーションのバックテストをするには、Portfolio VisualizerのトップページからBacktest Asset Allocationのページを選択する。

各設定項目を解説すると、

  • Portfolio View:結果の表示方法(テーブル表示とリスト表示を選べる)
  • Start Year:バックテストの検証期間の始まり
  • End Year:バックテストの検証期間の終わり
  • Initial Amount:最初の投資額
  • Periodic Adjustment:積み立てや取り崩しの有無
  • Rebalancing:リバランス(初期設定だと年1回)
  • Benchmark:ベンチマーク

である。

そして、

  • Asset Allocation:アセットアロケーション

の欄に各アセットクラスの割合を入力していく。

例として、米国株式100%のアセットアロケーションと米国株式60%米国債40%のアセットアロケーションをバックテストしてみる。

アセットアロケーションのバックテストの入力

US Stock Market(米国株式)の1つ目に100、2つ目に60と入力、Total US Bond Market(米国総合債)の1つ目は空欄、2つ目に40と入力する。

なお、リバランスは年1回とした。

Total(合計)がそれぞれ100になっているのを確認して、Analyze Portfoliosをクリックすると、バックテストの結果が表示される。

アセットアロケーションのバックテストの検証結果

バックテストの結果画面の各項目を説明すると、

  • Initial Balance:投資前の残高
  • Final Balance:投資後の残高
  • CAGR:年平均成長率(算術平均ではなく幾何平均)
  • Stdev:標準偏差(リスク、ボラティリティ)
  • Best Year:最も成績がよかった年のリターン
  • Worst Year:最も成績が悪かった年のリターン
  • Max. Drawdown:最大ドローダウン
  • Sharpe Ratio:シャープレシオ
  • Sortino Ratio:ソルティノレシオ
  • US Mkt Correlation:米国株式との相関

となっている。

米国株式100%のアセットアロケーションの方がリターンはよかったが、米国株式60%米国債40%のアセットアロケーションの方が最大ドローダウンが小さく、シャープレシオも高かったなどとわかる。

ポートフォリオのバックテスト

ETFや個別銘柄で構成したポートフォリオのバックテストをしたい時は、Portfolio VisualizerのトップページからBacktest Portfolioのページを選択する。

各設定項目はアセットアロケーションのバックテストとほぼ同じである。

例として、バフェット太郎10種をバックテストしてみよう。

ポートフォリオのバックテストの入力

バフェット太郎10種のティッカーシンボルを入力し、それぞれ10%保有、リバランスは年1回とする。

ベンチマークとしてS&P500に連動するVanguard 500 Index Investorを選択する。

バックテストの結果がこちら。

ポートフォリオのバックテストの検証結果

なお、検証期間は、設定期間の最も新しい銘柄に自動的に合わせられる。

ポートフォリオの最適化

Portfolio Visualizerはバックテストだけではなく、ポートフォリオの最適化もできる。

ポートフォリオの最適化には、Portfolio VisualizerのトップページからPortfolio Optimizationのページを選択する。

Optimization Goalの項目から、最大シャープレシオや最小分散、リスクパリティや最小ドローダウンなど、何を目標に最適化するか選択する。

例として、米国株式60%米国債40%のポートフォリオを、シャープレシオが最大になるように最適化してみる。

ポートフォリオの最適化の入力

アセットアロケーションではなくティッカーシンボルの入力を求められるので、対応する個別銘柄かETFかミューチュアルファンド(投資信託)のティッカーシンボルを入力する。

すると、結果がこのように表示される。

ポートフォリオの最適化の検証結果

米国株式と米国債のポートフォリオのシャープレシオを最大にするためには、米国株式を16.16%、米国債を83.84%保有するのがよかったということになる。

もちろん、未来にわたってもこの比率が最大のシャープレシオになるとは限らない。

デュアルモメンタムのバックテスト

『ウォール街のモメンタムウォーカー』の手法であるデュアルモメンタムも、バックテストすることができる。

デュアルモメンタムをバックテストするためには、Portfolio VisualizerのトップページからDual Momentumのページを選択する。

Tickersの欄に米国株式と非米国株式のETFのティッカーを入力し、Out of Market Assetの欄に短期債のティッカーを入力する。

ルックバック期間は『ウォール街のモメンタムウォーカー』の通りに、12ヶ月とした。

デュアルモメンタムのバックテストの入力

結果がこちら。

デュアルモメンタムのバックテストの検証結果

バックテストに使えるティッカーシンボルの調べ方

Portfolio Visualizerを使うには、アセットアロケーションのバックテストを除いて、ティッカーシンボルの入力を求められる。

インデックスファンドを検証する場合は、ETFを使うよりも、バンガードのミューチュアルファンドのような、運用年数の長いファンドのティッカーシンボルを入力することで、バックテストの検証期間を長くすることができる。

例えば、上の例でも挙げたが、S&P500ならVFINX、米国総合債ならVBMFXといった具合である。

バンガードのミューチュアルファンドの一覧はここから確認できる。

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