LTCMが破綻したからレバレッジは危険?

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レバレッジに反対する意見の根拠として、「ロングターム・キャピタル・マネジメント(LTCM)もレバレッジのせいで破綻した」というのがよく言われます。

この意見の妥当性を考えてみたいと思います。

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適切なレバレッジの範囲

適切なレバレッジの範囲は、超過リターン(リスクプレミアム)とボラティリティの大きさで決まります(ブル3倍は過度なレバレッジかの記事を参照)。

超過リターンが大きいほど適切なレバレッジの比率は高くなり、ボラティリティが大きいほど適切なレバレッジの比率は低くなります。

幾何平均リターンを最大化させるレバレッジのことをケリー基準と言います。

LTCMが破綻した本当の理由

LTCMのアービトラージを使った投資手法は、非常に超過リターンの小さいものでした。

ですから、適切なレバレッジの範囲も小さいということになります。

それにもかかわらず、小さい超過リターンをカバーするために、LTCMは高いレバレッジをかけていました。

その水準は、幾何平均リターンを最大化させるケリー基準を超えており、ケリー基準の2倍程度だったと言われています。

LTCMが破綻した本当の理由は、単にレバレッジをかけていたからではなく、過度なレバレッジをかけていたためです。

バフェットもレバレッジをかけている

レバレッジ自体が即危険というわけではありません。

適切な範囲であれば、期待される幾何平均リターンを高めてくれます。

みんな大好きバフェットも、保険会社のフロートを使って低金利でレバレッジをかけています(この辺の話は、Buffett’s Alphaという論文に載っています)。

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