分散投資のやり過ぎでリターンが下がるという妄言

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よく目にする分散投資に関する誤解について。

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分散投資のやり過ぎでリターンは下がるか

個別株投資をされている投資家の方は、10銘柄や20銘柄程度を保有されている方が多いようです。

その理由として、多すぎると銘柄分析が大変ということがあります。

これは理解できます。

ただ、もう一つよく言われる理由があり、それが「分散投資のやり過ぎはリターンが下がるから」というものです。

どうやら、例えば100銘柄に分散投資すれば、1銘柄あたりの比率は平均して1%となり、リスクも下がるけど大きなリターンが期待できなくなる、といった主張のようです。

でも、残念ながら、銘柄を絞っても期待リターンは高くなりません。

確かに銘柄を絞ったほうが大きなリターンが上がることもありますが、大きなマイナスリターンになることもあります(振れ幅が大きい、つまりリスクが高いということ)。

期待リターンが高くなっているわけではなく、期待リターンは銘柄数によらず変わりません。

どんなに分散投資をしてもリスクが下がるだけで、期待リターンは下がらず、これこそ“Diversification is the only free lunch in investing.”(分散投資は投資における唯一のフリーランチである)と呼ばれる所以です。

おそらく個別株投資家は自信のある銘柄の期待リターンを高く見積もっているので、銘柄数を増やすことで自信のない銘柄も増えてしまい、期待リターンが下がると考えているのかと思います。

しかしながら、自信のある銘柄は期待リターンが高いというのは、ただの自信過剰バイアスに過ぎません。

もし、リスクが高まってもいいから、大当たりする可能性もほしいと考えるとしても、私ならインデックスにレバレッジをかけます。

個別株の集中投資で高まるリスクは個別リスクであり、リスクプレミアムが期待できませんが、インデックスにレバレッジをかけることで高まるリスクは市場リスクであり、リスクプレミアムが期待できるためです。

分散投資のやり過ぎの本当のデメリット

分散投資をし過ぎることの本当のデメリットは、期待リターンが下がることではなく、手数料が高くなることです。

特に、外国株の場合は手数料が割高なので、投資資金が少ないと手数料の影響が無視できません。

取引の増える積立投資の場合は、更にその影響が大きくなります。

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